市の堀用水を巡る

連載「市の堀用水を巡る」その6〜松川になる市の堀用水〜

市の堀をめぐる〜その6
市の堀用水を巡る
連載「市の堀用水を巡る」その5〜佐貫頭首工から風見発電所へ〜https://takamaga.com/tanbo/ichinohori/ichinohori211009/ 前の記事よりつづき...

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西幹線用水路(逆木用水)をたどる

風見発電所(2014年撮影)

今回は風見発電所からの流れをたどります。

風見発電所では、約30mの落差を利用して水力発電を行います。

風見発電所(2021年撮影)

現在は老朽化にともない、平成28(2016)年度から全面改修事業を進めており、令和2(2020)年10月から発電を停止中です。

(2014年当時はあった、導水の上の建屋もなくなっていました)

運転再開は令和5(2023)年4月の予定とのこと。
工事の様子は栃木県のホームページで随時発信されています。

参照:

 

風見発電所ここから西幹線用水路の「逆木幹線」(写真・左)と、東幹線用水路の「市の堀幹線」(写真・右)と、の2つに分配されます。

まずは、西幹線用水路。

逆木幹線用水

風見発電所から隧道を抜けて、南へ向かう流れが逆木幹線。
用水路に架かる橋に名称も表記されていました。

逆木幹線用水

隧道(トンネル)の上には「灌水東野豊饒」という文字が彫られています。

「東の野に水が注がれ、豊饒(作物が豊かに実ること)な土地となれ」というニュアンスでしょうか。

逆木幹線用水

鬼怒川の手前で、2つに分岐し、向かって右側が「逆木サイフォン」として、鬼怒川のさらに下をもぐって流れていきます。

逆木用水は、鬼怒川の向こう岸にある上河内緑水公園で再び地上に出て、西鬼怒川に合流していきます。

参照:ひばらさんの栃木探訪
第1331回 上河内緑水公園のハナメド洞門と逆木サイフォンと川の一里塚

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東幹線用水路(市の堀用水)をたどる

一方の、東幹線用水路(市の堀用水)をたどります。

風見発電所を通過してから東へと流れていく東幹線用水路は、隧道を抜けて間もなく、さらに北から南下してきた自然の川「松川」と合流します。

左から流れてくるのが東幹線用水路(市の堀用水)、右から流れてくるのが松川です。

場所は、日々輝学園高等学校の手前あたりです。

ここからしばらく市の堀用水は「松川」になります。

一瞬だけ「松川」になる市の堀用水

塩谷町の大宮市街地周辺を通る分岐まで約2km、松川と市の堀用水は共有区間になります。

松川は塩谷町総合公園の北部あたりから流れてくる川です。

Googleマップで見ると、松川ではなく「市の堀用水」と記載されていますが、
おそらくこれは間違えで、「松川」という表記が正しいのかと推測されます。

松川市の堀用水と松川の共通区間にある橋ですが、橋には「松川」としかありません。

松川
ここも共有区間ですが「松川」の文字のみ。

ここのエリアでは、市の堀用水だと思われていないのかも・・??
(地元の方、情報待っています)

松川放水口

約2kmの共有区間を経て、「松川放水工」が見えてきます。

左が東幹線用水路(市の堀用水)の取入口、右が松川です。松川はその先、鬼怒川へ至ります。

右から来た「松川」を左に受け流す「市の堀用水」・・^^;

松川放水口

市の堀用水への取入口にはこんな看板が取り付けられています。
製作は昭和40年3月。

こちらの幅が狭い方が「東幹線用水路(市の堀用水)」の取入口。

川幅の割合だと松川が7割:市の堀用水取入口が3割ぐらいになっていますが、
田植えシーズンになると、このようになります。

松川放水工
なみなみと水をたたえる松川・市の堀用水。

松川放水工
松川〜鬼怒川への放流が堰き止められ、ほぼ水が市の堀用水の取入口から流れていきます。

松川

堰き止められた松川。ほぼ流れがありません。

市の堀用水

こちらが勢いのある市の堀用水。

ここからまたしばらく南下すると、次はさらに「市の堀用水」と「草川用水」に分水していきます。

(つづく)

 

スポット情報

○風見発電所
栃木県塩谷郡塩谷町風見山田614
○松川放水工
栃木県塩谷郡塩谷町上平
マップ

風見発電所全面改修事業について(栃木県ホームページ)

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ひばらさん
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「たかマガ」管理人。 栃木県高根沢町でグラフィックデザイナーをしています。栃木探訪をしているブログもやってます。趣味はB級スポット巡り、ゆるキャラ、コーヒー、ブログ、ラジオを聞くこと。2人の女児がおります。
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