安住神社の初詣に飾られている大鏡餅。
昭和57年(1982年)から続く年末恒例行事で、五穀豊穣への感謝ととも備えられる、もち米8俵で突き上げた約700kgのジャンボ鏡餅の奉納神事は、安住神社の名物にもなっています。
その奉納式が12月30日に行われるというので、見に行ってみました。
大鏡餅の奉納式は、午前9時から。
朝も早くから、報道陣やカメラマン、参拝客などたくさんの人がかけつけておりました。
神主の祝辞が読まれ、神事がはじまりました。
まずは境内でお餅がつかれます。
・・とは言っても大鏡餅。
今から作るわけにはいかないので、形式的なものです。
実際には数日前から準備をしているそうです。(↑神社のInstagramより)
そして実際に形成されたものがこちらです。
大鏡餅が神主さん運転によるフォークリフトで登場です。
ゆっくりと境内に入ってくるフォークリフト。
運ばれていく様子がちょっとシュールです。
下2段の鏡餅はフォークリフトで、拝殿前に供えられました。
つづいて、最上段の3段目は巫女さん男神子さんによりお神輿のように担ぎ運びされてきます。
持ち上げられない重さなので、ずらしながら3段目が載せられます。
3段目が載せられると、しめ縄を結び、上に晩白柚(ばんぺいゆ)という大型の柑橘類を飾って、無事完成です。
毎年、元旦過ぎに参拝に来ていたので、すでにヒビ割れが始まっている大鏡餅でしたが、この日は、奉納したばかりのツルツルピカピカの大鏡餅を初めて見る事ができました。
大鏡餅は下から直径110センチ、中段(同80センチ)、上段(同60センチ)もあるそうで、三段重ねの鏡餅としては、「日本一」とされています。
境内に雅楽が流れ、供えられた大鏡餅の前で巫女舞が奉納されました。
大鏡餅に続き、巨大絵馬の奉納式も行われていました。
台上で紹介されているのは絵馬の作者さん。
来年の干支であるカワイイうさぎ「卯」の巨大絵馬です。
その後も撮影されつづける大鏡餅。
お昼のニュースなどで奉納式の様子が全国に流れていました。
大鏡餅は、初詣から1月20日の鏡開きまで奉納され、2月3日の節分の参拝者に福まきで配られます。
今日の深夜、1月1日の午前0時からは歳旦祭として、新型コロナウイルス終息花火奉納が行われます。
初詣では、甘酒ふるまいなども行われます。
○安住神社(やすずみじんじゃ)
栃木県塩谷郡高根沢町上高根沢2313
公式サイト