夏休みももうすぐおしまいですね〜。
今年の夏休みは、小学生・中学生向けに高根沢町内でさまざまな体験、教室を行う「夏休み!たんたん探検隊」の中から、「文化財めぐり」を親子で参加してきました。
今回はその参加体験レポートです。
「夏休み!たんたん探検隊」高根沢の文化財めぐり
集合場所は、高根沢町歴史民俗資料館。
本日のしおりと高根沢町文化財マップをいただきました。小学生の親子が10組ぐらい参加していました。
今回は、宇津救命丸の薬師堂、浄蓮寺さん、桑窪城跡の3つを巡るコースでした。
町の事業なので、参加無料なのがありがたい。バスでいざレッツゴー。
宇津救命丸
1か所目は上高根沢にある「宇津救命丸」さんへ。
小児薬として知られる「宇津救命丸(うづきゅうめいがん)」は、町内の名主であった宇津家に伝わる家伝薬として高根沢町上高根沢で誕生しました。
宇津救命丸工場前に建っていた道標。
これもなかなか古そうですね。「北 寶(宝)積寺氏家道」と書いてある。
こっちの面には「東 簗瀬栗ヶ島道」。古い道の名前が残っていますね。
最初に工場敷地内にある宇津薬師堂を見学しました。
薬師堂を囲んでいる敷地が水路に囲まれており、ちっちゃい橋が架かっており、趣がありますね。
宇津薬師堂
建物の様式、彫刻などから江戸時代末の建立とみられる、宇津家の持仏堂です。
中に薬師瑠璃光如来を祀り、格天井には牧野牧陵筆の龍、薬草を主とした花々が描かれています。(それは見ませんでしたが)
スタッフの方から、みんなで解説を聞きました。
普段は、非公開ですが毎年8/10には法要のために特別公開されていたようです。
工場内の資料館も見学させていただきました。
宇津誠意軒
江戸時代から明治の初めまで、この中で宇津救命丸の調合をしていたという建物。
その調合内容は「一子相伝」として、宇津家の当主からその長兄だけに口伝えで教えられ、製薬中は誰も近寄る事を禁じられていたそうです。
宇津資料館
宇津家や宇津救命丸にまるわる数々の資料が展示されています。
いろいろ巡るので、この日は時間があまりなく、少し見ただけでした。
「巴工場」昔は宝積寺駅前のほうにも工場があったようですね。
安産・子育てで有名な芳賀町の「延生地蔵尊」の山門も宇津家が寄贈したそうです。
もっとじっくり見たかった〜^^;
クリアファイルをいただきました。
ずっと非公開だった工場見学も、コロナ緩和にともない、事前予約をすれば有料で個人でも可能になったようです。WEBからも申し込めますので、詳しくは宇津救命丸のサイトへ。
(続きます)
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