跨道橋(こどうきょう)とは…
道路の上を越えるために設置される橋。 架道橋とも呼ばれる。 主に渋滞を回避するためや、高低差のある道路に設置される。 (ウェキぺディアより)
道路の上を通る道路「跨道橋」。
普段はなにげない風景に溶け込んでしまうその道も、
どこへ通じ、どんな目的で使われているか——
少し上に目を向けてみると、小さなロマンが広がりませんか?
今回は、仁井田あさひ高架橋を上ると見えてくる「飯室跨道橋」に行ってみました。
飯室跨道橋へはここ「山崎半蔵の墓」への道案内が目印です。
先に進むと地元の墓地があります。無人ですがお堂も建っています。
なにやら古い石碑もあります。古すぎて文字が読めません。
古いお地蔵さんも。
そしてこれが山崎半蔵の墓です。
山崎半蔵は、高根沢町の東部を流れる「市の堀用水」を通すのに尽力した地元の偉人です。
江戸時代の頃、水不足だったこの地に、鬼怒川から水を引き、
「市の堀用水」の開削の指導したのが山崎半蔵
(と町内の小学校では社会の授業で習うはず・・)。
10年もかかった難工事に精も根も尽き果てた半蔵は、
市の堀用水完成から半年後、同年九月に急逝してしまったそうな・・。
宇都宮藩士だったらしいですが、
ただ、その生涯はあまり不明な点も多いとか・・。
参照:山崎半蔵の墓(「高根沢町史 通史編Ⅰ」よりADEAC(アデアック))
https://trc-adeac.trc.co.jp/WJ11E0/WJJS06U/0938605100/0938605100100010/ht004200
「市の堀用水」については、追って詳しく記事にしたいと思いますので、お待ちください。
墓地を抜けると、砂利道の先に舗装された飯室跨道橋が見えてきました。
「飯室跨道橋」。
橋は森の中へとつながっています。
往来もほとんどなく、そんなには使われてなさそうな道でした。
高根沢方面はこんな感じ。
下には県道10号仁井田鴻野山バイパスが通っています。
下り坂になっており、先には仁井田あさひ高架橋があります。
平成12(2000)年に開通した仁井田あさひ高架橋とともに、
仁井田鴻野山バイパスがこの山を開通する際、
この跨道橋も同時期に整備されたと思われます。
那須烏山方面はこんな感じ。
道幅は広げる予定なのかな〜?
○飯室跨道橋
栃木県塩谷郡高根沢町飯室