高根沢町大谷にある「十割そば ひかり」さんで、おそばをいただいてきました。
県道181号沿いではありますが、ちょうどカーブのところにあるので、高根沢方面からいくと、うっかりすると通り過ぎちゃいそうな場所にあります。
さくら市方面から来たほうが分かりやすいのかも?
道沿いの「十割そば」のノボリが目印です。
カウンターとテーブル席、そして座敷席がありました。
県内外の方も多く訪れる隠れた人気店だそうで、店内にはサインや季節の風景写真などがたくさん飾られていました。
ルート的に県北の山行帰りに寄る方も多いのかもしれないですね〜。
温かいそば茶をいただく。香りが良い〜
温かいおそばのメニューには、「ちたけそば」などの栃木ならでものメニューも。
この日は温かい気候だったので、冷たいおそばにしました。
私は1日に4セット限定という「ひかりスペシャル」をいただきました。
きた〜!
そばを3種類の食べ方で堪能できる「ひかりスペシャル」。
おそばはすべて「十割そば」。
ちなみに、ひかりさんでは「十割(とわり)そば」と読むそうです。
まずは「水そば」からいただきました。
水でしめた冷たい麺を、のど越しと風味だけで味わうおそば。
う〜ん、おそばの濃さが違いますね。そして歯ごたえもある。さすが十割そば!
・・でも全然切れないのが不思議。
今までの感覚だと、 “十割そば” ってどうしてもつなぎを使わないので、そばが切れてしまったり、ぼそぼそしてしまうという印象がありましたが、ひかりさんのそばが全然それがなく、のどごし良く食べられる。・・不思議〜
と思って、店主に聞いてみたら、そば粉を熱湯で打つんですって。へ〜!
つづいて、塩そば。
ここに会津山塩を自分でミルで挽いていただきます。
塩で食べるなんて通の食べ方だねぇ〜^^
こちらも、そばの味が引き立ちますね。
メインのおろし蕎麦。
こちらは合い盛りになっており、この日は、長野産のそば粉(色が黒いほう)と、県内・馬頭産のそば粉で打った2種類のおそばをいただけました。
なんでも、長野産のそば粉のほうは、そば好きが高じてソバから栽培している方から分けていただいている、限定のそば粉を使用しているんだとか。
そば好きが高じてソバを打ち始めたのは聞くけど、ソバから育て始めちゃうとは・・そば道って奥が深すぎる・・。
さらに添えられている大根おろしは、長野産の「親田辛味大根 (おやだからみだいこん)」という品種で、辛みのある大根だそうです。
「そんなに今日のは辛くないかも」と言われたので食べましたが、一口二口と箸を進めると、じ〜んわりと辛みが口の中に広まってきました。
実際にその大根も見せていただきました。
思った形状と違った! カブみたい(笑)
甘味の中に辛味がある食感なので、地元では「あまからぴん」といわれている大根だそうです。
最後はそば湯で〆。
こんなに本格派なおそばが町内で食べられるとは・・新発見。
いろんな食べ方でそばを堪能できました。ごちそうさまでした^^
ここからは余談。
ひかりさんの2代目店主(修行中)がやっているTwitterのお名前が “板橋薔薇之介”さんというお名前で・・。
気になるので聞いてみたら、なんと役者さんでした。
以前、関西や東京の小劇場で役者としてお芝居をやっていたそう。現在も栃木県内の劇場でお芝居に関わられているそうで、いろいろお話を聞かせていただきました。
私も小劇場系の演劇が好きだったので(もっぱら観る側ですが)、「大人計画」「クドカン」「ウーマンリブ」などなど・・懐かしいアングラ系のだいぶマニアックな話題で、しばらく盛り上がってしまいました・・^^;
2代目店主さんの今後の活動にも要注目ですね。
○十割そば ひかり
栃木県塩谷郡高根沢町大谷98−3